矯正装置の種類
マルチブラケット装置
一番メジャーな矯正方法がこのマルチブラケット装置です。1本1本の歯に、ブラケットとよばれるボタンを歯科専用の接着剤で装着し、ブラケットに通したワイヤーの力で歯を少しずつ動かしていきます
マルチブラケット装置の種類
■金属(メタル)
一番基本的な材質です。欠けたりしにくく丈夫です。
■プラスチック
材質が透明なため金属より目立ちにくいですが摩耗しやすいです。
■セラミック(セルフライゲーション)
白くて目立ちにくく、また結紮(ワイヤーをブラケットにくくりつける処置)の必要がないため、チェアタイムが短いというメリットがあります。
マルチブラケット矯正のメリット・デメリット
メリット
- ほぼどのような症例にも対応できる。
- ベーシックな装置のため、リーズナブル。
- 装置が壊れにくい
- 摩耗が少ないブラケット、白や透明なブラケットなど目立たない装置を選択することができる
デメリット
- 表側矯正かつ金属ブラケットの場合、目立ちやすい
- ワイヤーやブラケットの隙間に汚れが溜まりやすく、虫歯や歯肉炎のリスクがある
マウスピース型矯正装置
マウスピース型矯正装置は取り外しが可能な矯正装置で、ブラケットとワイヤーではなく、マウスピース型装置を患者さんご自身で装着し、定期的に交換していただくことで歯を動かしていきます。
装置は透明なため、目立つ心配はなく、取り外しも自分で簡単にできるので、手入れがしやすく、歯磨きもしやすいので虫歯になりにくいといったメリットがあります。
マウスピース型矯正装置のメリット・デメリット
メリット
- 透明のマウスピースなので周囲に気づかれにくい
- 自分で取り外しができる
- 素材が薄いため装着中の違和感が少ない
- 取り外して歯を磨けるため清掃性に優れている
デメリット
- 1日22時間以上使用し、自分自身で装着する必要がある
- 装着時間などの管理が患者様に委ねられる
- 装置を付けたまま飲食が出来ない
- 症状によっては適用が難しい場合がある
未承認医療機器の使用について
- 当院では、薬機法において未承認の医療機器である「マウスピース型矯正装置(インビザライン®)」を使用した矯正治療を行っています。
未承認医薬品・医療機器(以下、「未承認医薬品等」とする)について、当サイト内で治療法等を記載するため、厚生労働省が定める医療広告ガイドラインに従い、「未承認医薬品等であること」「入手経路等」「国内の承認医薬品等の有無」「諸外国における安全性等に係る情報」について掲載いたします。マウスピース型矯正装置(インビザライン) - 未承認医薬品であること:
- 当院が治療に用いるマウスピース型矯正装置(インビザライン®)は、海外の工場で製作されるため、医薬品医療機器等法(薬機法)における医療機器として承認されておりません。
- 入手経路:
- 当院が治療に用いるマウスピース型矯正装置(インビザライン®)は、米国アライン・テクノロジー社の製品で、アライン・テクノロジー社のグループ会社である「アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社」を介して入手しています。
- 国内の承認医薬品等の有無:
- 国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。
- 諸外国における安全性等に係る情報:
- 当院が治療に用いるマウスピース型矯正装置(インビザライン®)は、1998年にFDA(米国食品医薬品局)から医療機器として認証され、販売認可を受けています。https://www.invisalign.co.jp
- 当院が治療に用いるマウスピース型矯正装置(インビザライン®):
- 当院が治療に用いるマウスピース型矯正装置(インビザライン®)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。